昨年の今ごろは、広島の慰霊祭や今日の終戦記念日をかつてなかったほどの昂揚した(?)意識で迎えたものだが、今年はこの異常気象の中で、なにか盛り上がりにかける死者の月を送っている。しかし今晩のNHKスペシャル「核の時代に生きる人間の記録」を見ていて、やはり今自分たちはとんでもない時代に生きているのだという意識を新たにした。最後の井上ひさしの「記憶し、抗議し、生き延びる」という言葉に共感した。
ところで今日、叔母の一周忌の法事に参列しながら改めて思ったことだが、それがカトリックのものであれ仏教のものであれ、宗教的な儀式の意味あるいは無意味についてであった。それらを否定するつもりはさらさら無いが、自分はまた別の形で死者たちと共に生きる方法を考えようと思った。とりあえずは、身罷った肉親・親戚・友人・知人たちの命日を、そのためだけのカレンダーに記録すること、そして日々彼らのことを思いつつ生きることである。
「談話室」
- 【家族よりご報告】 に 富士貞房Jr. より
- 【家族よりご報告】 に 齋藤 和子 より
- 【再掲】焼き場に立つ少年(2017年8月9日) に 佐々木あずさ より
- 【再掲】焼き場に立つ少年(2017年8月9日) に 佐々木あずさ より
- 重要なお知らせ(新モノディアロゴスの開設) に 服部綾乃 より
- 重要なお知らせ(新モノディアロゴスの開設) に 立野正裕 より
- 松本昌次さん に 佐々木あずさ より
- 岩波文庫・オルテガ『大衆の反逆』新訳・完全版 に 佐々木あずさ より
- 岩波文庫・オルテガ『大衆の反逆』新訳・完全版 に 豊田俊文 より
- 岩波文庫・オルテガ『大衆の反逆』新訳・完全版 に 立野正裕 より