明けましておめでとうございます。
当方、おかげ様で家族一同元気に年を越すことができました。美子は身動き一つできず寝たきりですが、月一の医師の往診で褒められるほど栄養状態もよく元気です。私の方も彼女の介護をすることで逆に力をもらい、日々『平和菌の歌』の豆本作り(現在累計2,285冊、スペイン語バージョン384冊)などに精進しています。また今月末には、長らく絶版になっていた旧著『ドン・キホーテの哲学』が、日本スペイン外交関係樹立百五十周年・サラマンカ大学創立八百周年記念出版の第1弾として、執行草舟さんの監修・増補改訂で『情熱の哲学 ウナムーノと「生」の闘い』と名を改め、法政大学出版局から上梓されます。
他方、世界の現状を見て暗澹たる思い無きにしも非ずですが、十六世紀日本で苦闘を強いられたバテレンたちの「ケセラン・パサラン(力を尽くせばなんとかなる)」の心意気に合わせて頑張る所存です。
今年も皆様のお力添えで、本「モノディアロゴス」もさらに仲間を増やし、それと同時にますます緊密な友情で結ばれますよう心から願っております。 そして皆さま方におかれましても、ご健勝に恵まれ更なるご活躍を祈り上げます!
平成二〇年元旦 呑空庵庵主・富士貞房
Seize the Day, Carpe diem
今年は…
◎「寄りあい処 呑空庵」の学習交流の場で、考えること、聴くこと、語ることを深めていきます。モノディアロゴスに知的刺激をいただきながら、元気と勇気、根気で暮らしていけると幸いです。
◎美子奥さまとの共通項、ダニエルベリガン神父の詩や脚本などを再読して、30余年前の自身と語る時間を持ちたいです。
◎退職して5年。この間の学びの中で積み上げてきた想い、願いを共有できる場を求める仕事を探していきます。
◎「多様性」が当たり前の社会を創っていきます。
◎立ち止まることも恐れず、「ケセラン・パサラン」の意気込みを忘れずに踏ん張ります。
澤井哲郎様
新年のご挨拶ありがとうございます。旧年中は立野先生との素晴らしい出合いが、そして暮れには思いがけなく小生の従弟「はげあん」さんが貴ブログ訪問などあったようで、陰ながら喜んでおりました。
どうぞ今年もお元気にこれまで以上に鋭い社会批判を展開されんことを!