岩波文庫・オルテガ『大衆の反逆』新訳・完全版

明治大学名誉教授 立野正裕 先生からいただいた言葉を、ここにご紹介し、父に捧げたい。また息子の私から改めて言っておきたい。何も負い目がない(ここを強調しておく)、「逃げも隠れもしない」(父は最後、自分の人生をそう語っていた)ありのままの自分という地点から、父は、原発禍をはじめとする社会問題に、時に強い意見を発していた。常に根源的な視点から物事の核心を語っていた。生と死を深く見据えたうえでの率直な言葉だった。貫いた「魂の重心を低くする」という姿勢もそういうことである。

佐々木先生の日常そのものが、近代と現代の文明のまやかしに対する根底的な批評にほかなりませんでした。
先生の日々の生活が、人間の生活そのものの実現でありながら、現代の人々の目にはなにか奇異なものに映っていたとすれば、まさにそこに現代人の済度しがたい倒錯があるのです。
現代において人間が思想と信条を日々の生き方に生かすとはどういうことか。その一番大事なことを先生からおしえられてきました。ただただ敬愛の念あるのみです。

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