新年のご挨拶


 明けましておめでとうございます。

 当方、おかげ様で家族一同元気に年を越すことができました。美子は身動き一つできず寝たきりですが、月一の医師の往診で褒められるほど栄養状態もよく元気です。私の方も彼女の介護をすることで逆に力をもらい、日々『平和菌の歌』の豆本作り(現在累計2,285冊、スペイン語バージョン384冊)などに精進しています。また今月末には、長らく絶版になっていた旧著『ドン・キホーテの哲学』が、日本スペイン外交関係樹立百五十周年・サラマンカ大学創立八百周年記念出版の第1弾として、執行草舟さんの監修・増補改訂で『情熱の哲学 ウナムーノと「生」の闘い』と名を改め、法政大学出版局から上梓されます。

 他方、世界の現状を見て暗澹たる思い無きにしも非ずですが、十六世紀日本で苦闘を強いられたバテレンたちの「ケセラン・パサラン(力を尽くせばなんとかなる)」の心意気に合わせて頑張る所存です。
 
 今年も皆様のお力添えで、本「モノディアロゴス」もさらに仲間を増やし、それと同時にますます緊密な友情で結ばれますよう心から願っております。 そして皆さま方におかれましても、ご健勝に恵まれ更なるご活躍を祈り上げます!

        平成二〇年元旦 呑空庵庵主・富士貞房

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fuji-teivo について

佐々木孝(ささき・たかし)
 1939年北海道帯広市生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科、同大学文学部哲学科卒業。清泉女子大学、常葉学園大学、東京純心女子大学教授などを歴任。専門はスペイン思想・人間学。定年前に退職し、父祖の地・福島県南相馬市に転居、現在に至る。主な著書に『ドン・キホーテの哲学―ウナムーノの思想と生涯』(講談社)、『モノディアロゴス』(行路社)、『原発禍を生きる』(論創社、これは香港、韓国そしてスペインでそれぞれ翻訳出版された)、『スペイン文化入門』(彩流社)など。訳書にオルテガ『ドン・キホ-テをめぐる思索』(末来社)、同『哲学の起源』(法政大学出版局)、マダリアーガ『情熱の構造』(れんが書房新社)、ビトリア『人類共通の法を求めて』(岩波書店)ほかがある。
 なお著者はブログ「モノディアロゴス」(http://fuji-teivo.com)で発信を続けるほか、『モノディアロゴス』シリーズを初め20数冊の私家本(呑空庵刊)を作っている。

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新年のご挨拶 への3件のフィードバック

  1. 佐々木あずさ のコメント:

    Seize the Day, Carpe diem

    今年は…

    ◎「寄りあい処 呑空庵」の学習交流の場で、考えること、聴くこと、語ることを深めていきます。モノディアロゴスに知的刺激をいただきながら、元気と勇気、根気で暮らしていけると幸いです。
    ◎美子奥さまとの共通項、ダニエルベリガン神父の詩や脚本などを再読して、30余年前の自身と語る時間を持ちたいです。
    ◎退職して5年。この間の学びの中で積み上げてきた想い、願いを共有できる場を求める仕事を探していきます。
    ◎「多様性」が当たり前の社会を創っていきます。
    ◎立ち止まることも恐れず、「ケセラン・パサラン」の意気込みを忘れずに踏ん張ります。

  2. 澤井禮道(哲郎) のコメント:

    南相馬大学佐々木総長!。
     明けましておめでとうございます。新年のご挨拶が遅れました事を、お詫び申し上げます。
     美子奥様も、ご家族様も、お元気で2018年をお迎えの事、お慶び申し上げます。ドウゾ今年も、宜しくお願い致します。
     新年のご挨拶だけ、と思っていましたが、談話室の佐々木様の声をお聞きして、更に続けます事もお許し下さい。帯広では大活躍のご様子、素晴しい事です。1月25日、28日の行事の大成功を、及ばずながらお祈り申し上げています。諸般の事情が許せば、愚老深大寺分校の貪爺も、飛んで参りたい気持ちでイッパイですが…。浮世はままになりません。
     末筆になりましたが、
     佐々木総長、美子奥様、穎美様、惇様、愛様のますますのご健康とご繁栄を、更には談話室へお集まりの皆様方のご健勝も、深大寺よりお祈り申し上げています。

    • fuji-teivo fuji-teivo のコメント:

      澤井哲郎様
       新年のご挨拶ありがとうございます。旧年中は立野先生との素晴らしい出合いが、そして暮れには思いがけなく小生の従弟「はげあん」さんが貴ブログ訪問などあったようで、陰ながら喜んでおりました。
       どうぞ今年もお元気にこれまで以上に鋭い社会批判を展開されんことを!

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